短編創作童話「ブッシュマン」

 遂に人類がタイムマシンの開発に成功し、過去や未来に自由に行き来できるようになりました。  

 こけら落としに、そのマシンで原始人を現代に連れてきました。  

 すると、皆の期待とは大違いで、原始人は現代にやってきたのにあまり嬉しそうではありませんでした。  

 それを見た現代人は、もっと原始人が喜ぶと思っていたので、「原始人と言うのは感性に乏しくて、やっぱり所詮原始人だな」とがっかりしました。  

 逆に原始人は現代人にこう言ったのでした。「何かを引き換えにしないと何も得られない世の中と言うのは悲しい。我々には自分自身の行為だけで満ち足りられるひとしかいなかったのに」と。  

 いずれがと争うことは愚かであろうが、いったいどちらが幸せに近いのでしょう。

大人の短編創作童話「行き過ぎた心身論」

 我々は誰かに殴られると痛みを感じる。体と心の問題と言うのは、そう言う経験則の範囲で十分なはずである。心と体という問題は例えれば海と泡沫(うたかた)のようなものである。  

 ところが、「科学」と言う因習にとらわれ過ぎたある国のひとびとが、「もっと殴ったら人間はどうなるか?」と言う疑問の虜になった。  

 そこで、そのひとびとはよその国のひとびとをさんざん殴り続けてしまった。  

 本当は誰にでも分かっていたのだ。ひとは耐えがたいまでに殴られ続けると頭蓋骨を骨折して死んでしまうことを。  

 いまでも「科学」と言う因習にとらわれ過ぎた国のひとびとは、結論が分かり切っているにもかかわらず、よその国のひとびとを殴り続けている。  

 もともとその国のひとびとは暮らしを豊かにするために科学を始めたはずが、そのせいでかえって心が貧しくなってしまった。  

 これは一体どういうことなのであろうか?

超短編創作童話「本当の美 パート2」

 昔、ある村にとても優秀な美男と美女がいて、2人は結婚しました。  

 容姿や頭の良さにおいて「とても敵わない」とその村のひとびとは劣等感と苦悩に悩みながら日々を生きていました。  

 他のもう一つの村には、特段ひとびとの容姿や頭の良さで抜きんでる人もいなければ、劣ったひともおらず、特段の悩みもなく暮らしておりました。  

 ある村と他の村にはひとつだけ違いが出てきました。それは、劣等感と苦悩に満ちたある村では芸術が生まれ、心の慰めが生まれたのですが、他の村ではそれが生まれませんでした。  

 一体どちらの村のひとの方が幸せだったのでしょうか。

人差し指と薬指の関係

 少しストレス関係のお話で「不眠と体温」について調べていたら、面白いお話を拾うことができました。  

 それは、「指の長さで分かる男性脳・女性脳」のお話です。  

 胎児が母胎の中で受ける男性ホルモンの量によって、人差し指と薬指の長さの関係が決まるそうです。この知見はイギリスのジョン・マニング博士が1988年に発表しました。  

 僕も自分の人差し指と薬指の長さを較べてみました。薬指の方が人差し指よりも1センチ以上長いです。  

 薬指が人差し指より長いひとの脳はいわゆる「男性脳」だと言うことです。  

 逆に、人差し指が薬指よりも長いか同じのひとの脳は「女性脳」らしいです。  

 性格的に何が異なるのかと言うと、「男性脳」のひとは神経が太くて積極的かつ理知的らしいです。  

 逆に「女性脳」のひとは人間関係に敏感だけれども噂に流されないそうです。  

 一般に男の子は戦を好み、女の子は平和を好むことからもそれは伺えるでしょう。  

 あなたはどちらでしょうか?  

 ちょっとしたパーティーの座興くらいにはなりそうなお話だとは思いませんか?  

 心理学と言うよりは医学のお話になるので「心身医学」の括りでお話させていただきました。

 ついでに遺伝学的な日本人の特徴についても述べておきましょう。日本人は遺伝学的には、下耳たぶが耳下に対してくびれているのが特徴なんだそうです。筆者はその見解の持ち主ではありませんで、日本国籍を持つすべてのひとを日本人として考えるので、その点お断りしておきます。

とろくさいオヤジギャグ 心理学編

 昔、ガキの頃口を指で横に広げて「学級文庫」と言ってみ、と言うとろくさい座興があったかと思います。  

 そこで、心理学を学ぶ学生さんたちにこの要領で東北大学が誇る「ヴント文庫」と言わせると良いと思います。  

 そうすると、非常にリアリティのある言葉になります。  

 お試しあれ。

最近のオヤジギャグ9題

 その1「土用の丑」  

 「やったー!今日はうなぎだくにお!!」  

 その2「ゴルフとおむつ」  

 司会者「おしいパットでしたね」  視聴者「お尻パッド?」  

 その3「なぞかけ1」  

 「学校」とかけて  「球技」と解く  そのこころは  「せんせいがものをいう」  

 その4「なぞかけ2」  

 「教師の初授業」とかけて  「ジャングルジム」と解く  そのこころは  「こうえんであがっちゃいます」  

 その5  「ヴァイオリニスト」とかけて  「茶柱」と解く  そのこころは  「げんをかつぎます」  

 その6 「三日月は何にもクレセント」 

 その7 「悲劇のヘロイン」

 その8 「大臣、USBって何かご存知ですよね?」「…」「USBを知らないのですか?USBと言うのはUSAの隣の国のことですよ」

 その9 「丸投げ製麺」

お粗末様でした。

時代劇続編シリーズ

 その1  

 「暴れん坊将軍」  主演:マツケン  

 その続編  

 「忘れん坊将軍」  主演:現内閣および諸官庁  

 あらすじ:都合が悪くなると記憶がなくなる不思議な病気の物語

 その2  「水戸黄門」  

 主演:東野英治郎  

 その続編  

 「胃と肛門」  主演:春日井市民病院消化器内科  

 ついでに主題歌…  

 ♪人生6ありゃ9もあるさ~

砂漠緑化と温暖化対策のヒント

 僕のFacebookの「友達」の二名敦子さんの歌の内容は夏とか海を題材にした作品が多いと思うのですが、僕は人間の本来見つけるべき知恵で一番素晴らしかったのは、海水から塩を得る知恵だと思っています。  

 で、ふとビーチのことが頭をよぎって「なぜビーチは山の地層のようではなく細かい砂で埋め尽くされているんだろう」と、ちょっとした問題意識を持ちました。  

 普通の土というのはある程度粘性があって、それが海水に長年月晒されると、何らかの化学変化によって粘着成分や岩石の固形性を解きほぐす役割を担っているのではないかと思うのです。だから、古くなった陶磁器の類いはもしかしたら海辺で海水に浸かったり海水が退いてお日様に当たったりを繰り返すと砂に帰って行けるのではないか、と。  

 で、僕は思いました。海水によって失われた土壌の粘着成分を海水から採取する技術が開発されれば、その成分を砂漠に投下してやると、砂漠緑化が可能なのではないか、と。逆にカスピ海が何万年もすると砂漠に変わるのでは、と。  

 ただし、砂漠そのものに功徳がないのかと言うと、そうではありません。特に熱帯の砂漠で人間が「温熱砂風呂」にでも埋まっていれば、病気快癒・健康増進に役立ちます。それは砂の中のシリカが超短波遠赤外線(テラヘルツ波)を発しているためで、他の有害生物とブッキングしない限り、きわめて有用です。

 話を戻して、塩の取り過ぎが体に良くないのも、海水のこの性質と関係しているのではないでしょうか。

 最近とみに問題になっている地球温暖化の問題のうち、二酸化炭素関係のものはたぶん、クロレラやユーグレナの高層大気中散布でどうにかなるように思います。一番良い方法は、バルーンでそれらを高層大気中に運び、気圧差で割れる方法ですが、どの高さで割れるようにするかが苦心のしどころだと思います。

 現代の都会の因果をこれ以上の自然破壊を伴わずに回して行くために、僕はこれからの時代には大学に「リサイクル学部」を新設し、持続可能な社会を目指すべきと考えています。