うんこ大王

 認定心理士(心理調査)資格取得のため、1年半前に僕は中京大学の心理学部で「心理調査法」と言う講義を受けました。  

 その第1時間目に事は起こりました。  

 うかつにも、授業前にファストフード店を2店ハシゴして、僕は下痢の状態でお昼の「心理調査法」の授業に臨もうとしたのですが、授業前にうんこをしたくてしたくて我慢できなくなりました。  

 いま振り返れば、1階下のトイレに駆け込めばそれで済んだ話なのですが、アホな僕は授業前の5階のトイレで用を足そうとしたところ、みんな大のトイレに籠もりっきりでどこにも空きの大便器がありませんでした。  

 どんどん時間だけが過ぎてゆき、必死で大便を我慢してもんどり打っていた僕はとうとう我慢の限界に達してしまいました。  

 トイレの大便所を前にして、僕はパンツとジーンズを履いたままブチュブチュと下痢便をパンツとジーンズの中にしてしまいました。  

 それはそれは我ながら臭かったです。たぶん周りのみんなは「おかしい」と気付いていたと思いますが、取り敢えず「出席」と言う事実を残したかったので、そのまま講義を受け始めました。  

 講義が始まって5分くらいしたら、「もうトイレに入っている奴はいないだろう」と思い、大の便所に行って自分のブチュブチュの下痢便をトイレットペーパーで拭き取ってみても、もうパンツは完全にうんこまみれで、ジーンズもかなりうんこまみれだったのですが、フリチンで講義に出るわけにはいかないので、パンツは便所に捨て、臭いジーンズだけ履いて講義を気が気でなく聴きました。  

 当然かなり僕はうんこ臭かったので、みんなそれに気付いていたと思います。それが証拠に帰りの地下鉄の車内であからさまに不快そうな顔をして僕を見ている中学生たちがいました。  

 みんながひとりでも少なく不快な思いをしないで欲しいの一念でとにかく帰宅し、次の週からは決して授業前に飲食しなくなりました。  

 そんな風に、この人生で何度も僕はうんこトラブルに見舞われましたが、いまもなんとかどっこい生きています。僕は言ってみれば「うんこ大王」です。  

 なのでみなさんは、うんこをちびったくらいのことでくよくよしないで欲しい、と思います。

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