心理学における「認知」概念への違和感

 
 一般に心理学で言う認知とは、「それが何であるかを知ること」と定義されている。

 筆者はこの考え方に強い違和感を持っている。世間で言う認知についてもそうではないだろうか。

 筆者なりの認知概念は、「事象の受け止め方」ぐらいの意味になる。「事象の受け止め方の齟齬の認識」もこれに含まれる。

 だから認知と言うのは、ただ単独で使うべき概念ではなく、態度や学習に密接にかかわる概念のように思う。

 読者のみなさんも、単純な定義に振り回されることがないよう注意を促したい。

 

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