大きな整数と小さなその逆子数の差は必ず9の倍数、そして…

 
 例として9731を取ってみよう。

 9731の逆子数は1379である。その差は8352。これを9で割ると928。

 15031を取ってみよう。

 15031の逆子数は13051である。その差は1980。これを9で割ると220。

 862313を取ってみよう。

 862313の逆子数は313268である。その差は549045。これを9で割ると61005。

 こんな風にある大きな整数から小さなその逆子数を引くとそれは必ず9の倍数になる。

 では、左右対称数、たとえば1111とか11211はどう考えれば良いかと言うと、差は0なので9×0の結果だと解すれば良い。

 10のように逆子数が1桁になる場合は、01と2桁に読み替えて計算すると良い。

 奇数桁のときだけ大きな整数-その逆子数は99の倍数になる。

 それだけではない。桁にある数字をどう入れ替えて差を取ってもその差は9の倍数になる(0を先頭に持ってきて0を抜かすものは除く/数の入れ替えにかんしては、99の倍数則は成り立たない)。

 最後に、任意の整数+その逆子数を計算すると11の倍数になることを付け加えておく(こちらは偶数桁に限る…偶数桁同士の演算である限りは、繰り上がって奇数桁になる場合も可)。

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