日本人の色彩感覚

 
 日本人にとって美しい色とは何かを突き詰めてゆくと、いわゆる「暖色系」は忌避される傾向にある。

 ことのほか赤色は「警告」の意味で用いられることが多い。

 なぜなのか?

 それらはなぜかお日様や火、樹木の幹の色を感じさせない色なのである。

 野生では、お日様の当たるところ、火や樹木の幹の見えるところは危険だからなのかも知れない。

 たぶん、我々日本人の祖先たちは洞窟や洞穴などで生き抜いたのであろう。

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