みなさん、こんにちは。
みなさんは、「思考(考えること)」について考えたことがおありだろうか?
有名なのは、デカルトによる「演繹法」とベーコンによる「帰納法」であるが、僕なんかは現実に考える上でこれらの分類にはあまりにも現実性も実践性もないので考え直してみた。
それらの考えになぜ現実性や実践性がないのかと言うと、常に思考を「法則」と関連付けるパラダイムが根底にあるからだ、と言えよう。
どうしても「2分法」でと言う方のために、自分が普段営んでいる精神活動を分析してみた。
そうすると、古典的な考えよりは現実的かつ実践的な思考の分析を導くことができた。
ひとつは「傍証整合思考」で、もうひとつは「オーダー従容思考」と言うことになった。
可能性の中から原因を探るときに我々は「傍証整合思考」を使う。
新しい発見や発想をするときには我々は「オーダー従容思考」を使う。
そしてどちらにも共通しているのは、それらは「探索過程と採否」を含む、と言うことである。
図式的に書くとこうなる。
「問題・事象切片の検知」→「傍証整合思考/オーダー従容思考」→「結論の採否」
とまぁ、定型的なことを言ったが、我々の現実の思考においては概ね両者がどちらも用いられていると考えるべきであろう。
ところで、「ことばとは何か」を煎じ詰めてゆくと、「弾み(アクセント)とノリ(興不興)の体系」だと言うことになる。しかし、「弾み」には「音」も「波長」もある。「ノリ」には「気分」も「意欲」もある。絵画のようにそれがあまり目立たない人間活動もあるが、総じて言えば「ひとの心」もある意味での「弾みとノリの体系」だと言えなくはないだろうか。
みなさんもいま一度自分なりに「思考」を考えてみませんか。
