我が国の小学校などでは子どもが学校のトイレでウ○コをすると、からかわれたり馬鹿にされたりしますよね。それがなぜかについての僕なりの見解を示しておきたいと思います。
柳田国男は、人間の生活には「ハレとケ」があると指摘しました。
子どもと言うのは大人以上に「ハレとケ」に敏感なので、「ハレ」の場である学校で「ケ」であるウ○コをすることは恥ずべき行為だと認識されるために、学校でウ○コをした子どもがからかわれたり馬鹿にされたりするのだと考えます。
これは大人からの影響ではなく、子どもに自生的な規範だと考えます。子どもと言うのは、我々大人の子ども観に反して、かなり幼くても公私の別が強いと考えるべきでしょう。
なので保育所や小規模校でマンツーマンのような学校ではこのような現象は見られないと予測されます。
また、子ども同士だと、こう言うことばを喜んで使うのは、それが子ども同士の親しみを表す符牒のようなものであるとともに、大人に構われる格好の話題だからだと考えます。
最近ではこの問題に対処すべく、トイレから小便器を撤去するなどの対策が講じられています。その成否は、トイレの防音・防臭施工にかかっていると言えましょう。