寝癖の生態学

 みなさんは、夜眠るときに頭髪に「寝癖」がつくのが気になったことはありませんか。

 少しでもイカしたヘアスタイルをしたいひとにとっては悩ましいお話です。

 しかし、動物の生理現象にはそれぞれなりに何らかの「意味」があると考えると、「寝癖」の意味とは一体何なんでしょうか。

 僕はよく風呂上がりにそのまま眠ってしまい、多くの髪の毛が逆立っているのに後から気付いて、水に濡らして普段の髪型に戻すと言うようなことがままあります。

 しかし、髪がボサボサなことにはそれなりの生理学的、また生態学的な理由があるのではないか、と思い始めました。

 一番思うのは、髪の毛がボサボサだと言うことは、就寝時の髪の静電気量が一番多いときなのでは、と言うことです。そしてそれは、人間が一番無防備になるときなので、せめてもの「生きた振り(擬態)」なのではないか、と言うことです。

 なので、朝起きてからも我々はしばらくはボーッとしているのでその状態は維持されるのではないか、と。

 それは同時に、外見上「コイツはズゲェ」と思わせ、攻撃から身を守るための身体の知恵なのではないか、と。

 異論はあろうが、僕はそう思っている。

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