巡りん(旧・世界一ショボい永久機関のアイディア「ダナイード」)

 見てお分かりのように、風呂桶を逆さまにして空気を閉じ込めてお湯に沈めると桶の中の水圧で強い空気の上昇圧力がかかり、もし図のように勾玉(まがたま)のような形にして小さな空気の吹き出口をラッパ状の勾玉の直下に作ると、空気が永久に循環する永久機関ができます。 ※腐敗を恐れる場合は水の代替としてアルコールを使用のこと。また、このままの形状で作っても、空気圧が足りなくて動作しません。動作原理を示したかっただけです。もし空気圧の問題をクリアしたければ、以下のようなものを使って家庭で動作確認できると思います。

 しかし、誰もが持つ疑問として、「空気は水に飽和するだろう」と言う見通しです。僕は個人的には「そこまでして永久機関にこだわることはなく、空気が減ればストローで装置内にまた空気を補てんしてやればいい」と思うのですが、そこまでしたいひとのために言っておくと、水と飽和しない気体の炭化水素、たとえばメタンなどを使えばその問題は解決できます。  

 装置を図の外枠のように密閉空間にすれば、水の蒸発で困ることもありません。気泡が出続ける限り水は運動していますので、腐敗も避けられます。究極まで言うと水が蒸発した湿度100%の空気も空気飽和度100%の水には飽和できないので、問題はないと思います(たぶん圧力の高い装置内の空気から湿度100%になると思います)。  

 この知恵は2015年6月30日の朝机に向かった瞬間、偶然思い付きました。ですが読者の皆さんはこれを僕の知恵としてではなく、「日本に昔から伝わる知恵」として草の根で民話的に語り継ぎ、普及していただきたく思います。  

 最後に、「イントレランスあるところに着眼点あり」と言うことで、皆さんには次のようなことも考えてみていただきたく思います。「湿度100パーセントの条件下で水で満たされたU字管の一方の管を水位の平衡が取れる状態からどれだけか低くして水の出口を細管にしたとして、その出口から噴き出た水をU字管の反対側まで飛ばせるか?」と。  

 これには以下の図のように細管の射出口に絞りを与えれば可能なように思います。  

 まさに「コロンブスの卵」のようなお話ですが、暇を持て余している方で構いませんので、それが可能か不可能か確かめてみてはいかがでしょうか?U字管を太くして細管の位置を低くすればするほど噴き出す水勢は強いはず(太い方の細い方との高低差×太い方の細い方より高い水位の体積で水勢は説明できます)なので原理的には可能だと思います(生来不器用で絵が見苦しくて申し訳ありません)。  

 あと他に皆さんに永久機関のヒントを5つだけ出しておこうと思います。  

 ①アルコールはすぐに蒸発するが消えてなくなるわけではない  

 ②重力加速度を持った物体の力はその物体自身の重さを超える  

 ③海に風船と錘でバランスを取るからくりを作れば、気圧の変化に応じてエネルギーは得られる  

 ④船はその重量によって場所ごとにかき分ける水の量や水圧に勾配をつければ水をかき分ける力だけで進むことができる  

 ⑤環境によって電気の形は変わる。我々の感覚を省察すれば気づく通り起電力は通電力より大きいので、通電によって簡単に電位変化が起こる起電場を伏流に設ければ、通電力をより強めることは可能である(絶縁された通電はそうでない通電よりもいくぶんエネルギーは大きくなるはずである:フリクションで発する電力よりフリクションを起こす電力の方が小さいはずである:雷様で放電される電力よりも雷様の起こる気象にかかる電力の方が小さいはずだ、と言うことである:我々は物性と電力の関係を根底から見極め直す必要がある…それには、この世で最も単純でシンプルな生物の物質代謝を知る必要がある)  

 皆さんは一度は「オルフィレウスの永久機関」と言うのをご覧になったことがあるかも知れません。そんな複雑なことを考えなくても僕の原始的な考えで簡単に永久機関なんてできてしまうのです。これなら設計図を書くまでもなく覚えられますよね。  

 僕はこの自分のアイディアに「ダナイード」と言う名前をつけましたが、僕の知人の方から「巡りん」と言うありがたいネーミングを頂戴しました。どんな名前で伝えても僕としては構いません。  

 なお、僕はいつもこんなことばかりを考えているわけではなく、たとえば二酸化炭素と有機物(たとえば、死んだ後の貝殻)の炭素結合を化学変化で変えて(いわゆる「炭素固定」と言われる技術です)自然に有益な物質にする(それが食べられるものになるのならそれこそ仙人の霞です)なんかをはじめとして様々な問題意識を持ってこのYahoo!ブログを中心に綴っています。そのなかから皆さんが気になる記事をお読みいただければ、と思います。  

 それが面倒くさい方は以下の僕のホームページをご覧ください。僕は心理士である前に身の丈がショボい原始人なのでいろいろ思うのです。

 http://www13.plala.or.jp/a_nishi  

 もうすぐ夏休みですね。お子さんの夏休みの自由研究に行き詰まったら、上記の僕のホームページがちょっとした助けになるかも知れません。

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