ためにならない宇宙論

 宇宙開闢の可能性は、多くの方が考えるような熱的理由(いわゆる「ビッグ・バン」)によるのではなく、原因不明の不均質な線の発生による、と見ています。したがって、宇宙の終わりは、線の消滅によって起きるのでしょう。そのことは、いままさに量子力学が明らかにする途上にあります。

 そして星々に見られる重力は、ガス雲が何らかの状態になって発する(電子の軌道外運動による)連続的な超高周波パルスの反映だと考えています。それがお星様になるのだと思います。  

 そこで皆さんは宇宙の大部分を占める「真空空間」をどのようなものだと思いますか?  

 僕はこう思います。「真空空間」とは「線」だけで持ちこたえている空間(=世界)だと。線と言うものは、いままさに量子力学が明らかにしつつある「波動兼粒子」であり、「物」の濫觴です。おそらくは、線の交わりようにより、はじめのうちは高温の水素ガスを大量に産み出し、時間をかけて様々な元素を作り出したものと見ています。このあたりの事情は、いわゆる「錬金術」の教訓として元素が線によって変化すると言う知見などから容易に類推できることです。  

 したがって、主としてそんな来歴を持つ様々な物質は、それ自身の性質(たとえば光)も交えて複雑な宇宙を構造化したものと思われます。その意味で、宇宙というのはそれぞれ特殊な諸条件構造なのだと思います。地球大気に限ってみれば、ケイ素が大気の透明化過程に深く関与しているように思われます。  

 そのような意味で、宇宙がはじまる前の(デフォルトの)状態を、僕は「無」ではなく、「線が存在しないこと」だと見ています。 

 以前にも述べましたように僕が「時間」を何と見ているかですが、僕は「時間とは事象生起の斉即性と言う信念である」と見ています。  

 「斉即性」とは、言ってみれば場所が異なってもものごとは一時に起こっていると言う観察事実の概念化です。 その信念だと言うのは、言うまでもなく相対論で場所が異なればほんの僅かだけ時間は異なることが分かっているからです。  

 しかし、時間については光に依存してではなく、燃焼速度に依存して定義すべきと言う考え方もまた成り立ちうるように思います。  

 まぁ、我々は生活上で「ものごとの斉即性=時間」を約束的に決めても生活に支障は起こりません。それは場所ごとの誤差が無視できるくらい小さいからです。  

 僕の「時間」観はそんな感じです。  

 それでこれまた以前、放射能防護について「オゾンやタングステンが有益」と言うお話をさせていただいたかと思いますが、対策はたぶんオゾンだけではなくて、なぜ天然ウランが人畜無害で鉱脈に存在できるのか、もう少し具体的に言うと、放射線の高すぎる周波数をいかにして逓減する(たとえば何らかの物質で囲うとか太陽風のような人畜無害な範囲の宇宙風などによる)かを究明していくこともまた有用かと思います。もしかしたら放射線というのは時間をかけて物質を何ステップかで変容していくなり安定させるなりの自然的な役割を担っていたのかも知れません。しかしそれは星の生成とかかなり大袈裟なレベルのお話であって、生物にとって耐えられるものでないことは確かです。

 ひとつの放射線反応抑制の候補として僕が思うのは、「宇宙における核収支」を仔細に観察する中で、ある種のフィルタリングされた太陽風のようなものを思い浮かべるわけです。しかし、自然や人畜に無害であることなど条件がかなりタイトなので、最低でも100年スパンの問題のように思われます。ヒントとしては、「太陽の核反応の裏側で起こっている現象」に着目することは無益ではないかも知れません。 良く巷で話題になる「レーザー・ビーム」のようなものでは「自然と人畜に無害なこと」が担保できません。 

 また、「ブラックホール」と言うのは就中「光を食べる空間」のことなので、その延長である放射能を封じる何らかのヒントになるのではないかと思います。そんなものを作られたら、益より害が大きいに違いありませんが。  

 いずれにしても、核爆発の結果に責任の持てる知恵など有り得ないので人類が核を手にしたことは誤りだと思います。いかなる世界中の波動も媒体伝導する振幅なので、放射線にかんしても理屈としてはその振幅を止めるか(たとえば重力などによって)人畜無害な何らかの力に変換できれば放射線反応や爆発は防げるお話になろうかとは思いますが、放射線が一体何の振幅なのか(物理学では光ないし電磁波ないし原子だと言いますが)すら明らかではない現状を考えれば、問題解決にたぶんかなり長い時間が必要になるはずで、現状には現実的ではありません。つまり、結論から言えば、人類にとって原子力はアウトだと言わねばなりなすまい。  

 で、頭の固い学者さんには分からないと思いますが、冒頭で示唆した通り、そもそも宇宙空間と言うのは宇宙線(電磁気力線など)の伝導率が100パーセントの空間であるわけです(本当は少し違いますが)。  

 そんなわけなので、たぶん「重力」と言うのは「ものが励振に負けない力を付与すること」だろうと思います。具体的には、ガス雲が何らかの状態になって発する(電子の軌道外運動による)連続的な超高周波パルスのことでしょう。したがって、「重さ」はもののもともとの属性ではなく、重力によって与えられたものであると思います。我々は観察上「重力」それ自体を観察できるわけではなく、「ものの重さの差分」を観察できるに過ぎません。この性質を帯びたもののことを世間では「星」と言うのだと思います。  

 最後に、宇宙論を考える上でひとつだけ知っていれば良いテーゼを書いてこのお話の結びとします。

 「光学的にオンセット(点)とオフセット(滅)は速度の有無の点で極端に異なる」。このとき、以下の2点で宇宙における影の役割が現れる。ひとつは温度差による物質の秩序維持、もうひとつは影の即時性による宇宙時間の変則性(宇宙の散りばめ状時差構造)の醸成(影には速度がなく時間的遅延もない)。このように、光には速度があるけれども、影には速度自体が存在しないので、積極的に影になる方途があるのなら、それには速度がなく、したがってどんなに遠い宇宙空間にも瞬間移動できるのでしょう。

 

 このことは、恒星と惑星、そして恒星と惑星の距離に等しい惑星から離れた惑星があったとして、光の輻輳がまったくなく一番端の惑星が中間にある惑星によって恒星の光が消える場合を想像すると良いでしょう。惑星が惑星に完全に隠れる瞬間は、太陽から中間の惑星に光が届く時間と等しいはずです。

   ※以下着想当時の文章(原文ママ)

 ゼロベースでものごとを考える僕の姿勢では、宇宙の「ビッグバン説」は取りません。

 一時、宇宙の媒質として「エーテル」が仮定されていた時期があります。

 「宇宙空間(真空の影性)」とは何でしょうか。

 僕はそれを「波長だけで持ちこたえている空間」だと考えます。要するに、「エーテル」の正体は波長に置き換えて考えるのが良いと思うわけです。

 したがって、宇宙開闢前の状態を「完全な無波長状態」だと仮定します。

 この状態に不均質な波長の発生をみるところから宇宙が始まったのだと思います。理由は分かりません。

 現在の物理学では、ようやく波長が物質を作り出すと言うアイディアまでは進みました。

 そして、波長が特に輻輳するところにガス雲が産まれ、それで産まれた大方水素とヘリウムガスにさらなる波長のぶつかり合いが起きて諸物質に転成して行ったのだと考えます。

 これを「波長空間転成説」とでも呼ぶとすれば、これまで述べてきた僕の宇宙についての屁理屈がなぜ出てくるのかが理解はされなくとも屁理屈くらいには受け止められるでしょう。

 それであの重力公式が出てくるわけです。もちろん「光と影の非対称性」はその中で重要なはたらきをします。

 その主なところは以下の2点に集約されます。

 1.温度規定による「態」の決定

 2.波長減速による「系」の決定

 影が光学世界で重要なのは、これらのはたらきをするばかりではなく、僕の見上げる夜空が光の消滅においては現在、光の生成にとっては過去を物語ると言う事実に認められます。これを「光の見えない水路説」とでも呼んでおきます。

 僕はそんな風に考えています。

 …とは言うものの、ほとんど僕の妄想であり、与太話なんですけどね。

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